PIC_お墓

墓地の倍率は高いという現実を知りました。

以前、お墓に関して選択を迫られたことがあります。
数年前のことです。父方の身内が亡くなりまして、お骨をどこに納めさせていただくかという問題が浮上いたしました。
本来でしたら、それまでに考えておき、決定しておかねばならないことでもありましたが、日常の忙しさにかまけて考えを棚に上げたままにしておりました。
そして、必要に迫られ、考えなくてはいけないことになりました。
父方の別の親族が亡くなったのは、私が生まれる以前のことであります。
そこからそういった機会もなかったことは幸せなことでもありましたが、いざそうなってしまった際には、どうしていいものか分からない部分も多く、大変戸惑いました。
そのときになって考えたことも多く、どちらに納めさせていただくのかといったことも、そのときになってどうしようかという問題として浮上してきました。
父方の祖先を納めている墓地もありますが、それは遠方に位置しておりまして、以前、納めに行った際に赴いたぐらいしかありません。
それは遺言でもあったそうで、その遺言に従う形で納めたのだという話を両親から伺いました。
そこは、父方のふるさとなのですが、父が生まれたのは現在居住している地域でして、全く知らない土地にあります。
納めに行ったときでさえ、小さな町ながら迷ってしまい、地元の方に案内をお願いして連れて行っていただいたとのことです。
今、その地に行ったとしても、その場所は分からないかもしれない。
そこに再び赴いて納めさせていただいても、この先にお参りすることはできないのかもしれないという想いがあり、両親はそこに納めることに悩んでいました。
今、私たちが住んでいる地域は、身内が大人になってから出てきて過ごした場所でもあり、両親が現在居住している土地でもあります。
両親はこの地域で納めたいという考えもあることから、親族一同に相談をしましてこの地域で納めさせていただくことにしました。
そう決めましても、地域の中で場所はどうするということが問題になりました。
この地域に在する墓地は倍率も高く、募集も随時ということではありませんでした。
決まったときに募集がかけられ、倍率に応じた抽選が行われるという形です。
タイミングの問題でもありますが、私共は今すぐの場所を探しておりますので、諦めざるをえませんでした。
その後、近くにある寺に納骨堂が増設されまして、1つずつの個室のようになっているものを見つけることができました。
身内が住んでいた所から数分という場所にあり、私共の自宅からも近いこともあり、こちらの寺で納めていただくことになりました。
人の一生を考えますといずれは辿り着くことであり、そのときにどうするべきかということでもあります。
地域や倍率などという現実的な問題に直面しますと戸惑うことも多く、どうしていいものかと途方にくれてしまう事態にもなりました。
はっきりとではなくとも、あらかじめ大まかなことは決めておくべきことでもあるのだと感じました。

MENU